統計検定」カテゴリーアーカイブ

統計検定1級に合格しました(午前午後同時合格者数は?)

統計検定1級合格

前回、統計検定を11/25に受けてきたと報告いたしましたが、本日合格発表があり午前も午後も無事合格していました。

合格までの勉強歴などは別途書こうと思います。

さて、前回(2017年11月)の合格率を見て、約24%*26%でおよそ6%ちょっとしか同時に受からないんだなぁと思っていましたが、合格発表で合格番号がならんでいるのを見て、あれ、同時合格って結構たくさんいる?と疑問に思いました。

確かに、午前と午後同じ会場だったし、受験番号の上4桁は会場コードぽいので、下3桁が会場内の連番だとすると、以下を仮定したら同時合格推理できるかも?と思い検証してみました。

  • 午前と午後を同時に受けた人で受験番号の順序は入れ替わらない
    (たとえばAさんが午前受験番号3,Bさんが5だとすると、午後にAさん10,Bさん8みたいな順序の入れ替わりは発生しない)
  • ほとんどの受験生が午前も午後も受ける

図を作ってみた

これが、とある会場(上4桁が同じ)の合否です。
左が数理統計、右が統計応用です。
〇のセルを黄色く塗っています。
赤〇はS合格者、緑〇はA合格者です。

枠で囲った部分が、〇と×の並びが似通っていて、同じ受験生では?と思わせるところです。
(青枠の中は完全一致しませんが、途中の□で囲った×の方が午後受けてないと仮定すれば一致)

ぶつ切りにしたのが間違いかも(改行があるところがわかりにくい)と思って、横に並べてみました。

画像を3つに分けています。それぞれ受験番号の1~100,101~200,201~300です。上の黒い点が受験番号50の刻みを表しています。
上の段が数理統計、下の段が統計応用です。

黄色が合格者で、そのうちオレンジが同じ人なんじゃないかなというところです。
下の丸数字は数理統計の受験番号ー応用数理の受験番号(Dとします)です。
一応、ルールをつけて色付けしており、

  • 自分の受験番号はオレンジに塗る
  • 模様が特徴的で、Dの値が近傍と変わらないか、±1に収まるところは同じ人とみなしオレンジ
  • 最後の2マス(⓽の近くの2名)は自信ないですがオレンジにしました

適当にやりましたが、なんとなく、納得性はあるのではないでしょうか。(統計検定合格者の発言か?)

これで表を作ると(受験者数を280として)

計算するまでもないですが、強い相関関係がみられますね。

以下はご参考です。

x <- matrix(c(221,15,20,24),ncol=2,byrow=T)
colnames(x) <- c("応用不合格","応用合格")
rownames(x) <- c("数理不合格","数理合格")
x
応用不合格 応用合格
数理不合格 221 15
数理合格 20 24
chisq.test(x)
Pearson's Chi-squared test with Yates' continuity correction
data: x
X-squared = 67.873, df = 1, p-value < 2.2e-16

 

 

 

 

 

 

2018統計検定1級受験記

$\newcommand{\lnl}{\\[8pt]}$ $\newcommand{\Lnl}{\\[18pt]}$ $\newcommand{\delt}{\mathrm{d}}$ $\newcommand{\comb}{\mathrm{C}}$ $\DeclareMathOperator*{\ssum}{\Sigma}$ $\DeclareMathOperator*{\sprod}{\Pi}$

統計検定1級を受けてきました

受験会場は東京大学本郷キャンパス法文1号館。
丸ノ内線本郷三丁目駅から歩いて約10分ほどかかりました。

1級は受験者少ないかなと思ったら意外と多く、私がいた教室は100人以上は余裕でいました。
人数が多いせいか試験監督は解答用紙・マークシート・問題用紙の配布から、電卓の確認、受験票の回収など大忙しでしたね。
お疲れ様です。

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統計検定 準1級に受かったので勉強法を

無事に統計検定準1級に受かりました。
しかも成績優秀者評価Aでの合格。
評価Sを取れなかったのは悔しいですが、勉強不足ということで1級に向けて切り替えていきます。

準1級受かるまでに勉強してきたことを紹介します。

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統計検定準1級を受けてきた2018/6/17

統計検定準1級を受けてきました。
いろいろなところでささやかれているように、
・過去問解いただけでは見慣れない言葉が頻出
・ひねりを利かせた問題が多数

手ごたえとしては、受かってるような気がするのですが、落ちていてもやっぱりねと思ってしまう程度の自信なので心配。
問題ごとに感想を、

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ブラウン運動

$\newcommand{\lnl}{\\[8pt]}$ $\newcommand{\Lnl}{\\[18pt]}$ $\newcommand{\delt}{\mathrm{d}}$ $\newcommand{\comb}{\mathrm{C}}$ $\DeclareMathOperator*{\ssum}{\Sigma}$ $\DeclareMathOperator*{\sprod}{\Pi}$
$\require{cancel}$

ブラウン運動

統計検定準1級(の例題)の問題を解いていると、

$W(t) , 0 \le t$,を標準ブラウン運動とする。・・・

[引用元:統計検定準1級 例題集 問10 : http://www.toukei-kentei.jp/about/grade1semi/]
という問題に出くわしました。
定義もなにもなかったので常識なのかなと思いきや、なかなか情報が出てこなかったので調べた範囲でまとめます。
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統計検定の公式問題集のバリエーションを調べてみた

統計検定の公式問題集

統計検定は一般財団法人 統計質保証推進協会が行っている統計に関する知識や活用力を評価する試験です。
1級/準1級/2級/3級/4級に加えて統計調査士・専門統計調査士の試験があります。
(過去にはRSS/JSS試験がありましたが、2017年5月の試験をもって終了しています)

これらの過去問は公式問題集として販売されているのですが、種類が多くてわかりにくかったのでまとめてみました。
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